「働き方」を見直し、働きやすい環境ヘ

CSRの重要性を考え、女性も活躍できる働きやすい環境整備をしようと実際に動き出したのは、2015年。まずは、ハラスメントセミナーを実施しました。セミナー後、従業員の意識が変わりはじめ、手応えを感じているとのことです。そして、社内に、CSR委員会を設置し、「ノー残業デー推進」、「ボランティア休暇制度の導入」などのワーキンググループを作りました。

ノー残業デー推進

毎週水曜は5時退社日。以前から実施していましたが、あまり重要視されていませんでした。CSRセミナーを実施した後、全社員に再度アナウンスし、毎週水曜は、タイムカードの前に「ノー残業デー」と記載。静岡本社で退勤時間のデータを取ったところ、時間外労働時間が大幅に削減されました。

ボランティア休暇制度の導入

従来は、ボランティア活動は、有給休暇として消化していましたが、特別休暇として有給休暇と別に処理しようと、2016年10月からの導入を決定。

また、次のような取組みを実施し、働きやすい環境を整備しています。

「ハラスメント防止セミナー」の実施

専門の講師を呼び、2015年から年1度、実施。従業員同士で意見を交換する場も設けられ、男女間の考え方の違いを学びました。社内や社会保険労務士へ相談が可能な、ハラスメント等に関する報告・相談窓口「ホットライン」の認識も広めました。

年次有給休暇の半日取得可能へ

急な受診や、家族の行事の際に半日取得できるようにしています。半日取得自体の実施は、15年ほど前から行っていましたが、これまで取得しにくい雰囲気でした。CSRセミナー開催以降、「自分の時間に有給休暇を使う」という認識が広まりました。

テレビ会議の導入

静岡以外に、東京、大阪、福岡に支店・営業所があるため、会議等のために出張も少なくありませんでした。2015に、移動時間の短縮、CO2削減、コスト削減のため、テレビ会議を導入。従業員の予定が調整しやすくなり、残業時間削減にも一役買ってくれています。

基本業務のマニュアル化

ISO 9001（品質システム-設計・開発、製造、据付における品質保証のためのモデル）を取得し、基本業務をマニュアル化。部署内なら、誰でも業務を対応できるようにしています。

内閣府「カエル！ ジャパン」への参加

「カエル！ ジャパン」は、内閣府が実施している「仕事と生活の調和（ワーク・ライフ・バランス）推進のための国民運動」の中での集中キャンペーン。こういったキャンペーンに積極的に参加し、内外に活動を広めています。