家族と過ごす時間を増やすことに配慮

「お佛壇のやまき」で実施した内容は、次の通りです。

（1）土日メインのシフト勤務の中、週休2日（火曜定休）はできるだけ連休にする
（2）家庭での行事などがあれば土日の週休取得についても配慮
（3）労働条件について、全従業員が集まる年4回の会議や、日常のコミュニケーションの中で希望を聞き、対応できるよう努める
（4）従業員の年次有給休暇を9割以上取得できるよう、業務の見直しを推進
・休暇を取らないと給与査定に反映
・休暇を取りやすくするために、全従業員が対応できるよう作業内容をマニュアル化
・年次有給休暇のうち3日を夏季休暇に当て、5〜6日の連続休暇を付与
・家族行事（旅行等）の目的で5日以上の連続休暇をとった場合、家族イベント手当（3〜5万円）を支給
・有給休暇の半日取得も可能

もともとは、残業はして当たり前、有給は取得しない方が評価されるという雰囲気。導入当初は、仕事の仕方や生活パターンを変えることに否定的な従業員が多かったそうです。
それでも、徐々に受け入れられ、浸透。有給休暇は、過半数の従業員が9割取得を達成するようになりました。2011年には、100%取得した従業員には、さらに20%分（4日分）の有給休暇を付与し、金一封を支給することに。従業員の家族から好評を得ています。