今年で創業50年を迎える大輝は、元々サンダルの中底の製造販売として昭和39年にスタートしました。やがて昭和60年代に入り、業界を取り巻く環境の変遷より、創業以来培った「切る、貼る、削る」の加工技術を駆使し、今日の主業務となるポリッシングパッドの加工を開始しました。様々なデジタル機器の心臓部に使われる半導体の基盤には、主にシリコンウエハが使われています。このシリコンウエハを、鏡面のように平坦に研磨する素材がポリッシングパッドですが、このポリッシングパッドには非常に高い品質が求められます。ウエハメーカーや、ガラスメーカーより、「最重要部材」とされるこのポリッシングパッドの加工において、今日大輝は、世界基準の品質を実現しております。しかしなぜ、高い品質が生み出せるのか?私達大輝の強みは、「創意工夫と人間力」です。加工に関わる機械・装置も、マニュアル通りの使い方をするのではなく、知恵とノウハウを用いたカスタマイズを施す事で、他社にはない付加価値を創出しています。しかし、実はそれらは誰にでもできる方法・技術が殆どです。そこに如何に深く考え、思い付けるか、具現化できるか。ここが世界レベルの品質を生み出せる他との大きな違いの一つであると考えます。社内では、何かにつけ「思い」という言葉が使われます。何かを作り上げたり、生み出す時に、その出発点となるのは人の「思い」です。人に対して、或いはモノ対して向けられる、人が感じるこの「思い」は、大輝の全ての企業活動の核となっています。未来に向けても、このアナログな「思い」の大切さを継承し、今後益々高くなるであろう顧客の品質要求に、的確に応え続けています。