静岡市で設計所員と職人が共存するものづくり集団です。設計事務所としては医療施設や工場、倉庫、商業施設等の設計を、工務店としては古民家再生、住宅等の設計施工を行っています。仕事に対し、大事にしていることが2つあります。1つ目は、非合理かつ先進的なものづくり集団であることです。設計、積算から現場まで同じ所員で対応することで、埋もれがちな合間を個々が補間していく一方、設計手法として3次元設計BIMを導入し、情報技術を設計に生かします。2つ目は、建物という見える歴史を継承していくことです。耐震に対する不安には、県内でも数社しかできない限界耐力計算を自社にて実施、また、どうしても壊される建物から、建具、古材等を救済し、次世代に想いを繋ぎます。現時点で古建具は2200本以上ストックがあります。今後の課題は、労務費の上昇と、社会保障負担増に伴う若年層の狭まる住宅事情に対し、リノベ、ハーフビルドとデザインで解決する手法を確立することです。