取組内容について

出産・育児休暇後の職場復帰支援

出産・育児休暇を取ったことで仕事にブランクができ、居場所がなくなったと感じしまう女性も少なくない。そういった状況にならないよう、休暇を取る前から復帰後の仕事を予測して提示。定期的に、事務所内の仕事状況を共有することで、スムーズな復帰をサポート。

子育て・仕事の両立をサポート

子育て・仕事の両立をサポート

現在、女性社員5名の中で4人がママで3人が子育て奮闘中。子の急病対応に備え、法定規定以上の看護休暇を設定し、その他、学校行事など、個々の事情に合わせて勤務時間を調整。
「お互い様」の心で、社員全員が補い合える環境づくりを構築している。

スキルアップ・資格取得をバックアップ

「学ぶチャンスはみな平等」という思いのもと、社員・パートを問わず、スキルアップ、資格取得を全力で支援。社内で勉強会も積極的に開催している。

働き方の見直し

誰かが急用でいなくなったとしても、難なくフォローできるよう、以下のような独自のシステムを導入し、万全の体制を整えている。
①社内全体で進行スケジュールを共有し、随時報告をし合う。
②何かあった時、誰でもフォローできるよう、仕事の担当分けはせず、常に情報を共有する
③朝・昼・午後2〜3時頃に打ち合わせを実施。先を見越した予定を立て、昼頃までに8割の仕事が終了するように段取りをする。事前の準備・判断を常に意識することで、時間内に業務を終了させることが可能になり、無駄な残業も不要となる。

取組によって得られた声

社会保険労務士

望月華江さん

入社年/2009年
家族構成/夫、長女9歳、長男4歳との4人暮らし

仲間に支えられて、産休中に「社会保険労務士」の資格を取得。

入社して6年になります。自分にプラスになれる仕事をしたい…、そう思っている時に当社に出会いました。資格もなく、3歳の子どもを持つ母親でしたが「笑顔と挨拶で合格!」と言っていただき、無事採用となりました。私の他にも働くママが活躍し、子どもの病気や行事がある時は、気を使わず気持ち良く休むことができる環境が整っているのが、何よりも魅力です。専門的な知識が必要となる仕事なので、入社してからは日々勉強。資格を取りたい…思うようになった頃、次女を妊娠し産休をいただくことになりました。でも、どうしても資格を取得したかった私は、産休中に猛勉強。社長をはじめ仲間に支えられながら念願だった「社会保険労務士」の資格を取得。常に情報の共有を行っていたので、産休後もブランクを感じることなく復帰できました。当社に入社していなければ、今の自分はなかったと思います。これからも、仕事と子育て、家庭のバランスをうまく取りながら前を向いて、頑張っていきたいです。

社会保険労務士

望月麻友子さん

入社5年目

制度やシステムを活用するためのベースづくりが大切

子育て中は、子どもが急に病気をしたり、学校の用事があったり、どうしても、休まなくてはならないことも多くあります。そういった状況を支援するための制度を設けている企業もたくさんあると思います。でも、どうでしょう、実際に休みを取るのは気がひける、業務に支障がでるから難しい、という人も多いのではないでしょうか。
どんなに素晴らしい制度やシステムを導入しても、それを有効に活用できるベースがなければ、意味がありません。そういった状況に陥らないため、当社では、従業員の誰かが急用でいつ抜けても、業務を遂行できるベースづくりに力を入れています。重要なのは、先を見越したスケジュール管理と情報の共有。全ての業務は1か月前からスケジューリングし、1週間の時間管理を綿密に行います。ミーティングは朝、昼、午後の3回開催し、全員のスケジュールを共有。誰もが進行中のプロジェクトを把握できるようにしているのです。また、1日の業務はその日の昼までに終了できるよう、余裕を持って設定します。そうしておけば、誰かが急用で抜けたとしても、焦ることなく対処できるからです。いつ誰が休んでも、「お互い様!」と笑顔で言えるのは、そういったベースがあってこそだと思います。

取組企業からの声

代表

望月敬介

経営者感覚を持つプロを育てる

当社では、15年前から、「マネジメントゲーム」通称MGという研修を開催しています。ゲームの中で参加者自らが「社長」となり、どうすれば会社が儲かるのか、人を動かすにはどうしたらいいのかなど、会社経営を類似体験する経営研修プログラムで、ゲーム終了までにどれだけ自己資本率を上げることができるかを競います。現在、中小企業の社長さんや、社内研修で利用され、人気を博している研修なのですが、実は、当社でも私を含めた全員でこの研修を体験しています。みな同じ立場でゲームをし、終了後には、お互いざっくばらんにお互いの経営戦略について意見を交換します。一人一人の意識が変わると、会社そのものが面白いほど変わってきます。当社の基本的な体制は、そんな体験に育まれているのかもしれません。一社員としてではなく、経営者感覚を持つプロとして、成長できる環境を用意し、バックアップしていきたいと考えています。

(文責:有馬奈美)

望月経営労務管理事務所

所在地
静岡市清水区堂林1-2-9
電話番号
054-368-5598
業種
社会保険労務士・行政書士・中小企業診断士業務
従業員数
7名 

男性2名、女性5名

※人数は取材時のものです

設立年月日
平成3年3月
ウェブサイト
http://www.mochizuki-office.com
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